貯蓄から投資への流れについて思うこと
コラム

本日は「貯蓄から投資への流れについて思うこと」をテーマにします。
まず、日本、米国、英国の人たちが、家のお金を何で運用していますか?という話から。
日本:預貯金54.8%、株式・投資信託18.5%、その他26.7%
米国:預貯金13.9%、株式・投資信託47.1%、その他39.0%
英国:預貯金28.2%、株式・投資信託35.7%、その他36.1%
日本の預貯金大好きっぷりが、これでもかと出ていますね。自然災害が多い国なのである程度は理解できますが、株式・投資信託も基本的にすぐに現金化できることを考えると、いかに日本が特異か分かりますね。
さて、この3か国。2002年~2022年の20年間で家計の金融資産はどれくらい増えたでしょうか?
日本:1.4倍
米国:3.3倍
英国:2.3倍
(※)以上のデータは、各国の中央銀行(日本銀行、FRB、ONS)により金融庁が作成。
日本は無残な結果ですね。そりゃ国も「貯蓄から投資へ」と言いますよね。ですが、投資と聞くと条件反射で「怖い」「損をする」「だまされた」などネガティブな言葉が出てきます。投資はギャンブルや博打ではないのに、です。