最近、法人経営者様や役員様から保険のお問い合わせも頂きますので、年齢別にお勧めの商品をご紹介します。
（あくまでも店主の価値観に基づくものですので、お含みおきください）

１．２０代～４０代

仕事ではこれから数十年働き、私生活でも小さいお子様がいらっしゃることが多い世代です。相対的に健康な方が多く、その分、保険料もお安く加入できます。この世代の方にお勧めなのは以下の商品です。

　① 長期保障かつ解約返戻金のある商品
・万一の際の保障と、数十年後の退職時に向けた退職金準備を両立できる商品です。
・解約返戻金のある商品は、保険料が高いことが一般的ですが、若いため、相対的に低廉な保険料で十分な保障を確保できます。
・人生で残された時間をお金に替えることが出来る世代です。資産運用しながら保険金や解約返戻金を増やす変額保険も選択肢に入ります。
・支払保険料は損金になるものから、資産計上になるものまで様々です。

　② 短期保障かつ解約返戻金のない商品
・「借入金を返済するまで」「子供が大きくなるまで」など、期間を限定することで、非常に割安な保険料で、高額の保障を確保できます。
・解約返戻金がないため、全額損金扱いです。

２．５０代～６０代

ある程度、ご自身のゴールが見えてきて、後継者へのバトンタッチを始める世代です。何らかの持病をお持ちの方も増え、保険料も高くなってきます。この世代にお勧めの商品は以下のとおりです。

① 中・長期保障かつ解約返戻金のある保険
・万一の際の保障と、十年～数年後の退職に向けた退職金準備を両立できる商品です。
・お若い方に比べると保険料は高くなりますが、商品を選べば、若い方にも負けない解約返戻金を確保出来ます。
・時間をお金に替えることが難しくなります。逓増定期保険など、加入時に将来の解約返戻金が確定し、かつ高額な保障を得られる商品が主な選択肢です。
・支払保険料は損金になるものが中心となります。

② 短期保障かつ解約返戻金のない商品
・これまでのご奮闘で、自社株評価が高額の可能性があります。これを解約返戻金のある商品でカバーすることは、保険料の面から、一般的には困難です。
・ご自身の退職金準備とは別に、万一の際に、確実に後継者に経営権を移行するため、割安な保険料で大きな保障を得られる商品も選択肢のひとつです。

３．７０代～

経営の第一線を退き、後継者にバトンタッチしていることが多い世代です。何らかの持病をお持ちの可能性が高く、経営者としての商品よりも、個人として相続に向けた準備を行う世代です。この世代にお勧めの商品は以下のとおりです。

①一時払の終身保険
・保険料を一括で支払うことで、比較的大きな保障と、高い解約返戻率を得ることができます。
・円建て、外貨建てどちらもありますが、一般的に利回りが高いのは外貨建てです。代わりに為替リスク等があり、どちらを選ぶかは価値観次第です。
・健康状態の告知なく加入できる商品も多く存在します。ご健康な方は告知ありの商品をお選び頂く方が一般的には契約条件が良くなります。