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怪しいがん治療にご用心!

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本日は「怪しいがん治療にご用心」というテーマでコラムを書きます。
と言いましても、私は医師ではありませんので、アラバマ大学 バーミンガム校 助教授「大須賀 覚」先生(専門は脳腫瘍)のお言葉を以下に引用いたします。治したい一心で、怪しい治療で被害に遭われる方がお1人でも減ることを願います。

1.「何のがんにでも効く」
→どんなに効果の高い薬でも、全てのがんに効くものはありません。

2.「個人の感想が根拠」
→個人レベルの感想は不正確。それを根拠にするのは、明確な効果の証明がないことを示します。

3.「単純な治療方法」
→〇〇を食べるだけ。温泉に入るだけ。そんな単純なことで治るなら、誰も困っていません。単純すぎる話には注意。

4.「天然由来」
→天然由来なら効果が期待できるわけではありません。

5.「極端な宣伝文句」
→「がんが劇的に消えた」など。縮小させるだけでも簡単ではないので、うま過ぎる話には注意が必要。

6.「免疫力をあげる」
→免疫力という表現は科学界では使わない曖昧な表現で、これが出ると非科学的な治療法であると疑います。

7.「陰謀論」
→「医師/製薬会社の陰謀で、この薬は広がっていない」など。本当に効くのであればデータを示せばよいだけです。

インターネットでがんの治療法を探しますと、以上の内容が含まれるものも少なくないな、と感じます。

主治医や看護師に相談されることはもちろん、全国には、400カ所以上あるがん診療連携拠点病院に「がん相談支援センター」があります。患者ご本人や家族だけでなく地域の誰でも、またその病院に通院せずとも無料で専門の相談員に相談できます。治療だけでなく療養生活全般の相談も可能です。

このコラムをご覧になられた方が、怪しい治療の被害に遭うことなく、適切な治療・療養生活を過ごして頂ければ幸いです。

親子が手をつないでいる様子
夫婦が女性の相談員と話している様子
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