ちょっとお得な金融知識④(お金に働いてもらうという考え方)
コラム
本日は「お金に働いてもらう」という考え方についてコラムを書きます。
今朝の福井新聞の1面ですが、鯖江市在住の35歳男性が「年金は当てにならない」「子供が何かに挑戦したいときに選択肢を増やしてあげたい」との理由から、毎月一定額を個人年金やNISAに投資しお金を育てているとのこと。そして「15年以上触らないお金は投資に回す」というルールを決めているとのこと。先日の「ドルコスト平均法ってなに?」のコラムでも記載しましたが、投資は長期・積立・分散が基本ですので、よく勉強なさっているなと感じました。
さて、私が子供の頃は「24時間働けますか」という栄養ドリンクのCMが放送されるなど、「長時間労働=美徳・豊かな生活への道」だったと思います。ですが、そのような考えは現代では法的にも倫理的にもアウトです。そもそも健康に悪いです。それでも24時間働く方法はあります。日中は自分が働いて、夜は「お金に働いてもらう」のです。
日本人が寝ている時間でも、世界各地の市場は開いています。お金は人間と違って「疲れた」「眠たい」などは言いませんから、夜は投資したお金に働いてもらえばよいのです。これで24時間働くのと同等の価値がある訳です。
こう書きますと「投資は失敗のリスクが怖い」というご意見もあろうと思います。経験上、この意見を仰る方の大半は「投資」を、丁半博打の「投機」と誤解しています。ぜひご自身で「ドルコスト平均法」を検索して頂ければと思います。如何に「投資」は勝算が高いかご理解頂けると思います。
また「投資に回すお金がない」と仰る方もおられます。ギリギリの生活をされている方が数多くいらっしゃることは承知しております。一方で投資により豊かになれる可能性もある訳です。
人間の労働力には限界があります。だからこそ、お金にも働いてもらって豊かな生活を送る、という意識がとても大切だと思います。以上、今朝の新聞を見て感じたことを書かせて頂きました。