「高額療養費制度の見直し案」について(医療保険、足りますか?)

本日は「高額療養費制度の見直し案」についてコラムにします。
制度を簡単に言いますと「年収に応じて、1か月の医療費の自己負担額の上限を設ける。上限額を超えて支払った分は、後日払い戻される。」という内容です(詳細:全国健康保険協会 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3030/r150/)。
医療を受ける際に過度な経済的負担が発生しないよう、支払余力に応じて、このような制度が設けられています。
そして現在、自己負担の上限額を引き上げる案が出ています。「収入が高い人は、もっと医療費を支払ってください。」ということです。年収約650万~770万円の世帯ですら、月5.8万円も自己負担が増える案になっています。
(年収1,650万円を超えると、上限は44.1万円と、現在よりも約19.1万円自己負担額が増えるそうです。)
これほどまでに自己負担が増えるならば、「現在加入中の医療保険で、保障は足りますか?」という話が当然に出てきます。
私は従来「この制度があるから、医療保険は最小限で良い」と考えてきましたが、今後は「医療保険は十分な額に加入しましょう。」とお伝えせざるを得ません。
個人的には思う所が多い改定案ですが、国がその気ならば、国民は対応するほかありません。当店は、保険料が安く、保障が充実した医療保険を様々取り扱っています。まして、店主は約10年間、医療保険の支払査定に携わってきましたので、良い医療保険の見分け方も知っています。